味わう事って難しい

食べ物番組で、“高いもの=おいしい”とすぐに言えるTV演出って何なんだろう?
まずいと言った時点でカットが入るからか?
美味しいというよりも、リアクションが欲しいんじゃないだろうか?
結局、おいしさを知らない人たちなんだろうって。
地産地消という言葉が生み出すように、その地域で食べた方が美味しく食べる事が出来る。
行ってみたいと思わせても、そこに美味しいという確証はどこにも無い。
地方にある地ビールというのも、その地で飲むから美味しいのであって、通販で買って美味しいと言えるのは自己満足にしかすぎない。作られた地域という演出も含めた本当の美味しさを知らないのだから。


一日3食、食べなきゃ健康ではない理由ってなんなんだろう?
いくら巷ではお弁当ブームとはいっても、300円の弁当だったり冷凍ばかりでは飽きる。
“生きる為に食べるというより、食べさせられている”衝動に駆られていないか?
小さい頃に食べた食材が一番美味しいとしか言いようが無い。
一方では食べさせられた感が強い点もある。
大人になって食べた際、思い出も演出されるからなんだろうって。
駄菓子屋で食べたラムネ、ふ菓子というモノに異常に反応するのは、強烈な思い出があるから。


食材一つにしても、調理方法が20種類以上もある日本って本当に食材を大切にしている。
食材の繊細な味を活かすことは難しい。
それに騙される人が多いわけだよ、やっぱり。