魅せる演出

地デジについて人から教えてもらった。
その人はいつもBSを見ているらしく、朝3時30分から始まる同時通訳のニュースを見ているとの事。
同時通訳ってのはミスをすると、すぐに視聴者が異変に気付くらしい。いくら外国語であっても、ニュースを伝える雰囲気ってのは皆同じらしい・・・。生放送だからこそ、同時通訳者の力量は偉大なんだと思った。
また、そこで流れたニュースが、時間が経って民放のニュース局で流れると、同じニュースであっても、内容が変わってくるとの事。
(民放の規制もあれば、局側でいじってしまう場合もあるから)
BSはキャスターが淡々とニュースを報道しているのに対し、日本のキャスターは自分の感情も入れてしまうからニュースの内容が変わってしまうらしい。
海外メディアから見た日本のマスコミの麻生叩きの異常性 - 日本が好きなだけなんだよ
と同じ事を言っていた。
もちろん、信用しているのはBSのニュース。世界各国に生で流しているからとの理由から。


その人が地デジのTVを購入してからちょっと生活が変わってきたと言う。
ラボナアンテナが設置してあるので、CSも見始めたと言っていた。
地上波しか見ていない私からしてCSというのは未知の領域。
話を聞くと、見たいCSの番組だけ申し込むらしい。民放とは違い、課金制だという。
映画やらスポーツやら特化した番組体制となっており、一切CMがないという。
番組や局の枠を企業が買い取る仕組みとなっているので、一切CMがないという。
また、契約者が料金を払っているから一定の収入も得ているし、見合った固定客もいる。
つまり、番組の良し悪しがすぐに分かる。
・・・いろいろ説明してもらった後で、今の民放はほとんど見ていないと言っていた。
サッカーや野球といった生のスポーツ以外は見たいというものが無いんだって。
地デジ対応のTVでこんなに変わる人を久々に見た。


民放局から企業が離れていくのはまだ先ではありますが、段々と縮小傾向になっていくのはそう遠い未来でもないような気がしました。
これからはお金を払ってでも見たいものしか見ないではなく、無駄なものは見ない方向に行くんだと話を聞いて思った。