器もあるし、生殺しもある

ある意味、見えていたことかも知れないね

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090425/med0904250817000-n1.htm
それぞれの番組については反省点も踏まえ善後策を検討している

たしかにTBSの局でのやったことは大きいことだと思う。
CMの収入が減ってきている中、ニュース番組を大枠として持ってきたことはお金がかからないからだと。誰もが思うこと。
別に、ニュース番組が悪いというわけではなく、キャスターが悪いんでしょう。

メーンキャスターの小林麻耶スペシャルスポーツキャスターの高橋尚子、アンカーの後藤謙次

このニュース番組を見て欲しいと狙った対象はどこにあるんでしょうか?って思うよ。
Wikipediaを参照すると、日テレの『恋のから騒ぎ』からTBSのアナウンサーとしてこの前までやっていたと。
今のアナウンサーってどこかしら報道と、バラエティという大きな2枠でしか括られないように感じる。
一時期、フリーアナウンサーという肩書きが流行った。局アナで知名度を高めてからアナウンサーを辞めて独立し、もっと収益のいいフリーになった。でも、全ての人が上手く行くとは限らない。


そう、今回も悪い例になった。
元アナがニュース番組での司会が悪いという事ではなく、ニュース番組という器に合わないから。元々、バラエティ専門だったアナウンサーが、いきなりニュース番組というのは誰でも違和感に感じる。ニュース番組としての知識はあるのか?って当然なら思う。
まだ、局内での移動なら話は分かるが、フリーという立場になってニュース番組として成り立つかどうかすら周りの人が不安視してしまう。正直、視聴者を不安に助長しかねない。ニュースより番組を心配してしまうから。
不安の空気の中で他局と変わらないニュースを扱ったところで、誰が見ようとするか?
だったらNHKを見るよ、と誰もが思う。

実際、民放ニュース番組の司会者はほとんどが私見を入れている。かつ、朝から夜まで同じネタばかり。あと、テロップの間違いが多いせいか、訂正も多い。
BSなんかを見ていると、淡々と読み上げているだけなんだよな・・・。


何でも、『○○してもらいたい』という思いだけでは届かない。
使ってもらいたい、見てもらいたい。食べてもらいたい。聞いてもらいたい。
さまざまあるが、“食いついてもらう為にはどう動くか?”が一番大事。

数字が取れる人。今、人気がある人
もう、そんなのは必要ないように思える。
そういう視点から番組を作っていると、短命に終わるのがほとんど。
いかに素材を上手く扱えるかが問題なんじゃないかと。
番組を作る企画ではなく、演出に問題があるんだろうなぁ。