無邪気から邪気へ

小さな子供は相手なんて関係なしに喜び、時には大声で泣きます。
と書いてはみるものの、自分には子供がいないので、他人の子を見て思いました。
朝から晩まで疲れを知らず、精力的に動いた後の夜、一気に夢の中へ入って行きます。

つぶらな瞳を見ていると、隠し事も隠せないくらい真剣さが伝わってきます。
「今のうちだよ、子供の世界は。大人の世界は汚い世の中なんだよ」
と思わず言ってしまいたくもなります。
所詮、言っても分からない世界です。


子供から大人になると、『無』が取れます。
子供は無邪気。
大人は邪気になります。

純粋な子供に理由なんてありません。
大人は人に害を与えることはしていなくとも、間接的には害を与えているのでしょう。
大人になればその場を和やかにさせる為、1つや2つの嘘は平気でつくようになります。
そして、1つの嘘がもう1つの嘘を作って、だんだんと嘘で塗り固められてしまう場合だってあります。
・・・汚いですね。